令和６年１月２４日（水）、賛助会会員向けの「令和5年度地下水の勉強会」を開催し多くの会員の皆さまにご参加いただきました。

　今回の勉強会では、近年、半導体関連企業の集積により、地下水採取量の更なる増加が見込まれる中、地下水の採取量とかん養量の収支バランスの確保が求められており、現在の熊本地域の地下水の現状や、地下水保全の取組み状況等を熊本県環境立県推進課審議員の村上友彦様にご紹介いただきました。
　昨年９月には地下水涵養指針の改正も行われ、今後、地下水を利用する企業に求められる地下水かん養の取り組みについてもご説明いただきました。

　後半の質疑応答では参加者からさまざまな視点から質問が届き、村上審議員には丁寧にお答えいただきました。熊本地域の地下水を取り巻く環境の変化により、多くの方が熊本の地下水の現状や今後について高い関心を持たれていることを改めて感じました。

　参加者からは、「熊本地域の地下水の現状や地下水保全の取り組み状況を理解することができた」、「地下水保全の取り組みを継続していくことが必要だと思った」、「難しい話を丁寧に説明していただき理解できた」など大変満足度の高い勉強会となりました。

財団では今後も、熊本地域の地下水に関する情報発信を行ってまいりますので、引き続きご協力をお願いいたします。
 

財団事務局長による挨拶

講師を務めていただいた村上審議員

勉強会の様子