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地下水保全参画メニュー

PARTICIPATION

ウォーターオフセット

ウォーターオフセットって何?

熊本地域の地下水にとって、田んぼの役割はとても重要です。雨や河川から田んぼに供給された水は、ゆっくりと地下に浸透し、私たちの生活や産業に欠かせない地下水となっています。近年、様々な社会的背景によって、地下水を育む田んぼが減ってきています。

「ウォーターオフセット」とは地下水を育む田畑で栽培された農産物(農産加工品)や、それを食べて育った畜産物を購入・消費することで、地下水保全につながる取り組みです。
この取り組みによって地下水を育むことは、地下水を育む農業を支えることにもつながり、さまざまな波及効果が期待できます。

イラスト
かん養域で育った農畜産物を提供 消費・購入でかん養域の農業を支援

地下水を育む食べ物って何?

熊本地域の地下水を育む食べ物は、大きく “農産物” “畜産物” “農産加工品” の3つに分けられます。地下水かん養域で育てられたお米や野菜などの農産物(農産物加工品)やそれを食べて育った畜産物を食べることで、地下水を育む農業を支え、地下水保全が促進されます。

  • 農産物

    農産物

    田んぼは米づくりの間、水を張っていることで常に水が地下に浸透するため、地下水かん養に大きく貢献しています。
    特に、白川中流域(大津町・菊陽町など)の田んぼは水が浸透しやすい土壌のため、通常の田んぼの5~10倍も水が浸透します。白川中流域では、ごはん1杯分(150g)のお米を生産するときにお風呂6杯分※(約1500ℓ)の地下水が育まれます。
    ※お風呂1杯を250ℓとして計算しています。

  • 畜産物

    畜産物

    “えこめ牛”は、環境にやさしいという意味のエコと、米をかけあわせて名づけられた牛で、菊池地域で生産した飼料用米を約300Kgも食べさせて生産した牛肉です。
    このお肉を100g食べることにより、約1000ℓの地下水かん養につながります。
    ブタやニワトリ、ウシなどのエサになる飼料用米を作ることで地下水かん養に貢献しています。

    JA菊池さまのホームページでえこめ牛が紹介されています。

    JA菊池 えこめ牛
  • 農産加工品

    農産加工品

    味噌など、かん養域で育った農産物を原料にした加工品の消費も、地下水かん養につながります。お米はもちろん、野菜やお肉など加工品の原料となることで、かん養域での生産が維持され、地下水かん養につながります。かん養効果の高い白川中流域で生産された米を原料とした「匠の味噌」は、味噌1個分(500g)でお風呂10杯分※(約2,500ℓ)の地下水が育まれます。
    ※お風呂1杯を250ℓとして計算しています。

    (株)山内本店様のご協力により期間限定で「匠の味噌」が生産されています。

くまもとグリーン農業、地下水と土を育む農業ってなに?

土づくりをして、化学合成された肥料や農薬をできるだけ減らした“環境に配慮した農業”のことを熊本県では「くまもとグリーン農業」と呼んでいます。また、「地下水と土を育む農業」とは、地下水の水質や量の保全、地力の増進に寄与するように、土づくりを行いながら減農薬・減化学肥料や堆肥の活用、飼料用米作付、水田湛水等を行う農業のことをいいます。
くまもとグリーン農業や、地下水と土を育む農業のシールが張られた農産物や加工品を購入することは、地下水を育み、さらに水質保全にも寄与します。

くまもとグリーン農業